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■Setup

 

2030年に第三次世界大戦が勃発。そして2031年、春の訪れと共にロシアが日本に宣戦布告。

日本は第三次世界大戦に連合国として参戦するが、戦況はどんどん泥沼化していく。

しかし、戦争はアメリカの核ミサイルの使用によって急速に終わりへと突き進み、

2035年に第三次世界大戦は終結した。

 

戦争の結果、地球は放射能で満たされ人が生きられる星では無くなった。

人類は新しい生活の場を求め、惑星テルスに希望を見出した。

 

そして2060年。人類はテルスへの移住を完了させる。

なぜ戦争終結からたったの25年で人類はテルスへ移住出来たのか?

それはテルスでは触れてはいけないタブーである。

 

■Confrontation

 

2359年。孤児院「コロポックル・コタン」に住む在原蓮は地球信者の変人で、

周りの人間たちに忌み嫌われていた。

最近のテルスには彼のように地球時代に憧れ、地球の技術を良しとする腐ったクズが増えている。

 

ある日、在原蓮はイギリスエリアのサーバーにハッキングしたという濡れ衣を着せられ、

地球流しの刑を受ける事になる。刑の執行は一年後。在原は死刑制度の復活を密かに願う。

しかし、どうやら地球流しの刑を受けたのは在原含めて八人の高校生だったらしく……。

 

■Resolution

 

在原含め八人の高校生が地球流しの刑を受けていた頃、

腐った公衆便所のような惑星テルスでは怪しい動きが活性化していた。

デモ。クーデター。地球回帰運動。そして、第四次世界大戦。

彼ら八人は惑星テルスで苦悩し、生きる。

 

一年後に迫る地球流しの刑。なぜ地球流しなのか。そもそも濡れ衣を着せた犯人は誰なのか。

自分たちは何者なのか? 人類はこの先どうやって生きるのか? テルスと地球、どちらで生きるのか?

 

全ては、戦争で決まる。

 

プロローグ 巡るロケット

 

■序 地球流し

 

第一話 地球流し 在原蓮

 

第二話 走る赤ちゃん 丘珠夏希

 

第三話 人柱 相聞歌凛音

 

■破 第四次世界大戦

 

第四話 打ち出の女子高生 八軒えりも

 

第五話 この肉を食べな 松前瀬里奈

 

第六話 バイブレーション 豊浦葉月

 

■急 地球回帰

 

第七話 ぼくはゆめをちゅたえるあーちすと エルヴィラ・ローゼンフェルド

 

第八話 莉乃ちゃん人形 真木柱莉乃

 

第九話 300年ぶりの地球に、泣け 在原蓮

 

エピローグ エデンの園ごっこ

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